こんにちはてるとしです。
現在は偏差値70を超える医学部に通っています。
そんな僕が今日皆さんにお伝えしたいのは生物の勉強法です。
おそらくこのブログを読んでいる人は生物の成績が伸び悩んでいたり、勉強を始めたばかりで勉強方法が全くわからないという方がほとんどだと思います。
しかし当記事を参考にして勉強していただければ今よりもずっと効率的に勉強できると思います。生物の勉強は成果がでるまで大変ですが、慣れてしまえば結構楽しくなるので頑張っていきましょう(^^)
ではさっそくまとめていきますね。
✔︎もくじ
⑴生物の試験で点数を取るために一番知ってほしいこと
⑵具体的な勉強の流れとおすすめの生物の参考書
⑶生物の勉強効率を上げる黄金の比率
①生物の試験で点数を取るために一番知ってほしいこと
生物の勉強を進めていく上で皆さんに知ってほしいことがあります。
それは教科書レベルの知識を徹底するだけで生物は合格点が取れてしまうということです。
知っている方もいるとは思いますが入試生物で問われる問題の約95パーセントが教科書に基づいた出題になっています。
なので『教科書レベル』の知識をアウトプットできればできるほど、それに比例して生物の試験の点数は伸びていくのです。
実際、教科書レベルの知識の徹底をした僕は生物でかなり良い成績を取れることができました。河合の記述模試では偏差値75をとることができたし、ほとんどの医学部で合格点を取ることができた自負があります。
勉強を始めたての時こんなのわかるわけないじゃんと思っていた問題も、実は教科書の知識を聞いているだけだったんだんだなって教科書の知識の深掘りをすることで気づくことができました。
東大や医学部といった難関大対策には教科書に書いていない知識(例えば資料集のコラムや大学生用の生物の教科書など)をおさえるべきだとか主張する先生も中にはいらっしゃるのですが、受験生の立場からするとそういう勉強はコスパが悪いのかなって思います。
そういうマニアックな知識問題が出る可能性はそもそもめちゃくちゃ低いですし、仮に試験に出たとしても解ける人はほとんどいないので、合否には影響しません。
合否に影響するのは教科書の知識を聞いてる問題、すなわち基礎問題ですので、そこに勉強時間を大量に投資しましょう。
②具体的な勉強の流れとおすすめの生物の参考書
次は具体的な勉強の流れを紹介したいと思います。結論から先に書くと下の4つの作業で勉強を行うと良いと思います。
⑴数ある単元のうちから一つ単元を選び、その単元を参考書で読み、流れを抑える
⑵読んだ参考書の単元の所を教科書併用問題集を使いアウトプットする。
⑶すべての単元で⑴と⑵の作業をやったら、自分が受けたい大学の過去問を一年解く。
⑷過去問演習で自分の足りない力を分析し、対策を立てる。
順を追ってそれぞれの作業を解説していきますね😁
⑴の作業では単元を一つ選ぶ、それを繰り返し参考書で読むということをします。
まず単元を一つに選んだ理由としては、一つに絞った方が記憶の定着が良いからです。
一気に多くの単元をザーッと見るより、対象を絞り繰り返し読んだ方が覚える効率が増します。そして読んだ記憶があるうちに問題演習に移ると問題演習を解くスピードも正答率も上がるのでとてもお得です。
参考書から問題演習に移るタイミングがわからないという疑問を持った方をいらしゃると思うのですが、目安としては5回から7回ぐらいで良いと思います。この時いきなり細部まで全部覚えようとすると破綻するので、ざっくり流れと内容を掴む程度に読みましょう。細部を詰めるのは問題演習を通してからで十分です。
読む参考書としてはZ会の生物知識の焦点、東進の合格77講、大森徹の最強講義117講あたりが受かった人が使っていたイメージなのでおすすめです。この中で自分が気に入ったものを買ってみてください。
教科書レベルの知識をおさえるのに教科書を使わなくて良いの😥と思った方もいると思いますが、全然大丈夫です。これらの参考書はきちんと教科書を踏まえて作られていますし、何より教科書よりよくまとまっていて勉強しやすいです。教科書を読むのはものすごく勉強になるので皆さんにもやってほしいですが、まずは参考書を読み、慣れてきたら教科書を読んでみてください。
⑵では教科書併用問題集を解いていきます。
この作業をやる理由としては知識をアウトプットして試験で使える状態にするためです。
知識というのは知っていても意味がありません、それが使えるようになって初めて試験で点数が伸びます。知識が不完全な状態でもまずはアウトプットをしてみることをお勧めします。
使う教科書併用問題集は基本的になんでも良いと思います。手元にこれらがないという方はエクセル生物やニューグローバル、セミナー生物なんかがお勧めです。自分で買うと教科書併用問題集の解答がつかないこともあるので買うときは注意してくださいね。
そして問題集の使い方ですが、何回も繰り返しとくことをお勧めします。基本的に何回も解かないと知識は記憶に定着しません。目安としては5周ぐらいすると良いと思います。発展問題もやってほしい所ですが、答えを読んでも理解できない問題は飛ばして良いと思います。実力がついたらまたチャレンジしてみましょう。
この作業はなかなかしんどいと思います。最初の方はできない問題の方が多くてストレスが溜まるし、同じ問題を繰り返し解くのはかなり辛いです。
しかしこの作業を行うことで基礎知識が定着し、これを行うか行わないかでその後の問題演習の効率が変わってきます。
私はセミナー生物を短期間に7周したんですけど、試験で知識が出るスピードが段違いに上がったし、参考書に書いてある知識がどのように試験に出るのかがわかるようになったので学習の効率も上がりました。なので是非やってみてください。
だいたい知識が定着してきたら、⑶と⑷で受ける大学の過去問をやり対策を練ります。
早めに過去問をやってください。ゴールを確認することで自分に足りない力を見つけます。
参考書を読み教科書併用問題集を繰り返し解くことでかなり力は付きます。しかしおそらくこの段階では志望校の過去問には全く歯が立たないと思います。けど全く落ち込む必要はないし、みんな最初はそうです。
かくいう僕も志望校の医学部の過去問どころか、滑り止めにしようと思っていた医学部の問題さえ全く解けませんでした。この時は医学部5校程度をといたと思います。
過去問をやることで浮かび上がった課題が明白になりました。それは医学部の知識の選択問題と記述問題にに対応できないことでした。
そこで私はそれらに対応するために対策を立てました。知識問題と記述問題に対応するために参考書に書かれている事項のほとんどを説明できるようにしました。例えば呼吸を説明するんだったら、グルコースは二つのビルピン酸になりその後アセチルCoAになりクエン酸回路に入る、そしててその後はオキサロ酢酸と結合してクエン酸になる、、みたいな感じで流れを完全に頭に入れました。流れだけじゃなく、試験によく出る進化の歴史とかバイオームの知識といった細かい知識も白紙にそれらが全部書けるぐらいにしました。
その結果として知識問題はほとんど間違えなくなったし、記述の問題も説明ができるのだから当然できるようになりました。
過去問は実力をつけた後解きたい、直前期まで取っておきたいって人がよくいて、その気持ちは痛いぐらい分かるんですけど、早いうちに過去問というゴールを知り対策を立てたほうが絶対に良いと思います。直前期に過去問を解いて絶望するより、もっと前に絶望して対策を立てましょう。
③生物の勉強効率を上げる黄金の比率
次に紹介するのは生物の勉強の効率を上げるためにすべきことです。
結論から言うとインプットよりアウトプットの量を多くして、アウトプット主体の勉強をしてください。比率的に言うとアウトプット7に対してインプットが3ぐらいです。
比率をきっちり計算しながら勉強する必要はないんですけど、心構え的には基本は問題を解いたり、参考書を説明するように勉強して、出来なかったところだけ集中してインプットするって感じです。
もちろん初学者の人やまだ生物の勉強が進んでない人はインプット主体になってしまっても仕方ないですよ。焦らずインプットしていきましょう。
ただアウトプットを多くするだけで勉強の効率は極めて上がります。一度アウトプットした知識はそう簡単に消えないし、インプット主体の勉強より頭を確実に使うので力が付きます。
インプットって実は結構頭を使わないんです。だからほとんどの人は無意識のうちに参考書をボーッとただみるような頭を使わない勉強をしてしまっています。アウトプットから知らないうちに逃げてしまうんですね。
僕も生物の成績が伸びないときはインプット主体の勉強をしてしまっていました。参考書を意味もなくただただ繰り返し読んでいたんですよね。今思えばその時間結構無駄だったなって思います。
僕が成績が上がったのはたくさん問題を解いてみたり、参考書の内容を説明できるようになってからでした。本当にこれらをするようになってから一気に上がりました。
インプットはアウトプットより頭使わないし楽だし、その上勉強した気分にもなれます。けどそこはグッと堪えてアウトプットを多くするほうが最終的に試験で点数が取れます。
ちょっとめんどくさいかもしれないけどアウトプットを多くして勉強の効率を上げていってくださいね。